Hakanan's Game Review

About Me

日本時間の週末深夜に、Twitch.tv で気まぐれにゲーム配信をしています。
フィンランドの独立系ゲーム開発会社が制作した Trine をきっかけにインディーズゲームの奥深さや面白さに魅了され、配信でもSteamのインディーズゲームをメインでプレイしています。
皆さまと楽しい時間を共有できればうれしく思います。

このサイトでは、主に配信でプレイしたゲームの簡単なレビューを掲載しています。
至らぬ点多々あると思いますが、あまり気にせず見ていただけますと幸いです。
通常のレビューは極力ネタバレにならないよう努めておりますが、プレイを予定されているゲームのレビュー閲覧に関しましては、万が一と言うこともございますので、ご留意のほどよろしくお願い申し上げます。
尚、トップページにある Recently Played Game Reviews 及び Detailed Game reviews に関しましては、通常のレビューよりも詳細な内容を記載しているため、閲覧の際は特にご注意ください。

Latest Diary

2019.5.5

ホームページを更新するのに半年以上間が空いてしまい、大変ご無沙汰しておりました。年末年始を通り越して新元号になってしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
年始の雑談配信を経て、ようやくゴールデンウィークにゲーム配信を再開することができました。これからコンスタントに配信をしていけるかどうかはまだ未定ではありますが、怒涛の年度末を何とか乗り越え、ようやく仕事が落ち着いてきたこともあり、時間を見つけてまたできれば良いなと考えております。
令和も、平成と変わらずどうぞよろしくお願い申し上げます。

Past Diary

Recently Played Game Reviews

Dota Auto Chess

Valveが開発したリアルタイムストラテジーゲーム Dota 2 をベースに、Drodostudioという中国のゲームデベロッパにより開発されたMODです。
日本では、リアルタイムストラテジーと言えば Dota 2 よりも League of Legends の方が知名度が高く、私を含めて Dota 2 をプレイしたことがないという方も多いとは思いますが、この Auto Chess は、今年の1月にリリースされて以来、爆発的な勢いで世界中に人気が広まり、半年ほど経った現在でもその勢いは留まるところを知りません。

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“時間が溶ける”という表現がピッタリと当てはまるこのゲーム。とにかく色々な意味で危険なゲームだとは見聞きしていたものの、これほどまで夢中になってしまうとは正直想定しておらず、今後の私生活のためにも今のうちにアンインストールした方が良いのでは･･･？と真剣に考えてしまうほどです。
どのようなゲームなのか、何がそんなに面白いのかというのは、既に色々なゲーム情報サイトに掲載されているため、ここで詳しく説明することは割愛させていただきますが、NOT pay-to-winで、難しすぎる操作を必要とせず、戦略性がありながらRNG要素も楽しむことができる中毒性の高いストラテジーパズルゲームと言ったところでしょうか。
対人戦ではありますが、対戦相手は8人いるプレイヤーの中からランダムに選ばれるため、序盤のうちは敵との相性にはそこまで大きく依存しておらず、基本的に自分との戦いと言いますか、自分の陣地を強くすることに重きを置いているため、対人戦があまり得意ではない私も楽しむことができています。
極めようとすると非常に大変ですが、だからと言って初心者でも楽しめないことは全くないので、睡眠時間が削られてしまうことを気にしないのであれば、誰でも気軽に始めることができるゲームだと思います。
元々が Dota 2 なので、キャラクター（チェスの駒）もとても良くできていて、世界観が好みだということも、このゲームに惹かれた理由のひとつです。クロックワークと岩エレと水エレが可愛い！
週に1回修正パッチが当たるそうなので、流れに取り残されないよう、でも生活習慣は乱れない程度に（切実）緩く続けていければと思っています。

覇県を握れ～47都道府県大戦～ Demo

日本全国47都道府県の中からひとつの県を選んで知事となり、内政や外交、軍事や謀略などの政治活動を駆使して日本を制するターン制シミュレーションゲーム。
各都道府県の経済力や工業力、食料自給率、魅力度などのデータは、国勢調査や工業統計調査、国土交通省や農林水産省などが公開している統計データに基づいており、選んだ都道府県によって難易度や攻略法が大きく異なるのが特徴です。

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覇県を握る方法は多岐に渡るものの、システムや操作性は非常にシンプルで、1ターンでできることは限られているため、目指すべき方向性を定めればサクサクとプレイを進めることができます。
この手のターン制シミュレーションゲームで有名な Civilization や 信長の野望 などのように、費用対効果に基づいた綿密な内政を行ったり、新たな技術を開発したり、人材を育成したりなどをする必要がないため、私のようなシリーズ未経験者でも気軽にプレイすることができました。
DEMO版は25ターン目まで（2年間）しか進めることができませんでしたが、製品版でも最長で60ターン（5年間）が限度とのことなので、いかに時短＆周回プレイに重点を置いているかということが伺えます。
スーファミ時代を彷彿とさせるチープなグラフィックスとは裏腹に、お値段は強気の4,200円。開発者は『ふらいんぐパンジャンドラム』という日本のゲームデベロッパで、“「不真面目でマジメなゲーム」をまじめに制作している同人ゲームサークル”（原文ママ）だそうです。
実際にこのゲーム中にも、各都道府県を示すマーク（県章）が、福岡県は手榴弾だったり、群馬県はケニアの国旗（グンマー＝未開の地の意味？）だったり、佐賀県はロマンシング・サガのロゴ風だったり、他県が戦争を仕掛けてきたときのフレーズが「誠に遺憾である」だったり、随所にネタ的要素が見て取れます。
基本的におふざけ要素は歓迎なのですが、ただひとつ、どうしても解せないと言いますか･･･おふざけにしては度が過ぎるのではと感じられる表現があったのが、ゲーム自体が面白かっただけにとても残念でした。

Replica

韓国出身のゲームデベロッパSomi氏による、スマートフォンとソーシャルメディアを題材としたインタラクティブノベルゲーム。2016年6月にitch.ioでリリースされ、その後、7月にSteam、11月にiOSとAndroid版がリリースされました。
何処かも分からない薄暗い空間で、自分が一体何者なのかも分からないまま、誰の物かも分からないスマートフォンを片手に、突如ゲームは始まりを告げます。

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まずは、限られたヒントからスマートフォンの暗証番号の解除を試みることからスタート。その後、とある重要人物から頻繁に掛かってくる電話によって、徐々に現在の自分が置かれている境遇や、課せられた『役割』が明らかになっていきます。
ストーリーは、『愛国主義』や『反政府組織』、『共産主義崇拝』など、現代の日本ではあまり馴染みのない政治的活動が描かれており、何故かこのゲームを「カジュアルなおふざけゲームに違いない」と勝手に思い込んでいた私は、なかなか話の展開を飲み込むことができませんでした。見慣れたスマートフォンとかけ離れた世界観のギャップに頭が混乱してしまい、良くも悪くも日本は平和だなぁと感じてしまうばかりです。（？？？）
また、過去にプレイした有名なインディーズゲームの Papers, Please にインスパイアされているということについても、事前に知っていた方がより一層このゲーム独特のビジュアルや世界観を楽しめたのではないかなと感じました。
配信中に突発的に選んで予備知識ゼロ（+謎の固定観念）でプレイしてしまったことに少し後悔･･･と言うか、ゲームに申し訳なかったなぁと反省しております。
Papers, Please と同様に、GOODなのかBADなのか判別が付きづらいマルチエンディングが採用されており、重要なエンディングを見るためには、高難易度かつ総当り的な謎解きを突破する必要があります。この良い意味で理不尽な難易度は、どこか The Stanley Parable を彷彿とさせ、これぞインディーズゲームならではの醍醐味だなぁと感じます。
個人のゲームであるにも拘らず13ヶ国語に翻訳されており、有難いことに日本語にも標準で対応しています。所々で、誤植かな？と思われる単語もありましたが、全体的にとても自然な日本語訳で、違和感を覚えることなくプレイすることができました。
気軽にサクッとプレイとはいきませんが、ディストピア的な雰囲気や、脱出ゲーム、ノベルゲームが好きな方であれば、きっと楽しめるのではないかと思います。